「黒パン不味い」は嘘です! 黒パンは味わい深く飽きません!(断言)

「黒パン不味い」は嘘です! 黒パンは味わい深く飽きません!(断言)

90年代のソ連崩壊時、硬い黒パンを求めて人が長い列を作っている。。

私の大好きな「ハイジ」がペーターのおばあさんに黒パンではない、白くて柔らかいパンを食べさせてあげたくて、クララのお屋敷のクローゼットに白パンを隠してお土産にしようとしている。

この『黒パンしか食べられない可哀想な人たち』と比較して、ふわふわ白くて柔らかいパンを食べているのが先進国!みたいな白パン推しキャンペーンでもあったかのように、私も子供の頃は黒パンを食べる国=貧しい国。という漠然としたイメージを持っていました。

ちょっとオーバーに、もしや「どこかの陰謀だったか!」と黒パン好きになってからは変なツッコミを入れたくなりましたが(冗談です)、黒パンは味わい深くしっかりしたテクスチャーで、早く飲み込めずに満腹中枢を刺激するので、あまり沢山食べられずダイエット効果もありそうです。

 

黒パンには総じて酸味あり。風味も独特なので、確かに好き嫌いは分かれる

     「ボラジンスキー」。表面はしっかりとした焼き具合で、中身は相当しっとりしていて重量感もある。

黒パンにも種類がいろいろありますが、私が一番好きなのは「ボラジンスキー」というライ麦の黒パン。メーカーやお店によって多少味が異なるのですが、コリアンダーやクミンの香りが良く味わい深くて美味しいのです。スタンダードなタイプのパンは直径25cm位の丸い形をしていて、ハーフカットか1/4カットのサイズで売られていたり、様々な形やタイプの違うパンが売られているので、新たな美味しいパンに出会うのは楽しいです。

 

また登場。スーパーСiльпо(シリポ)で黒パンなど数種類買ってみた

        正当な黒パンではないものも含む。とりあえずおいしそうなのものセレクト

1本ずつ購入するのは相当な量になるなぁ。と思っていたら、少量パックで売られていたのをタイミングよく発見したので数点購入してみました。シリポで売られているパンはコロナ対策でお店側で全てラップ包装になってしまい、そのせいで表面がしっとりし過ぎているため、購入したパンはグリルで軽く焼いた方が美味しいです。

今まではずっと購入したパンをそのまま食べていたのですが、ミニ電気オーブンを使うことで断然美味しくなるので今後はこのオーブン、マストアイテムになりそうです。

     

ちなみにウクライナでは日本の家庭にあるオーブントースターの文化が一般的ではなく、みんなそのままパンを食べているようです。

私のYoutubeチャンネルにもアップしたので、よろしければ合わせてご覧ください!

「黒パン不味い」はありえない!香り高く味わい深い、美味しい黒パンをウクライナよりご紹介します!

黒パン好きにはたまらない、美味しい本場のパンをここウクライナからご紹介します!今回はウクライナ人が日常的に使っているスーパー「シリポ」で購入した、気取らない一般的に食べられているパンを数点購入しました。 トーストすることでより味わい深くなる黒パンと、ウクライナのチーズ会社 「KOMO」の高コスパなチーズもあわせて…

 

 

それでは、パンの味を確認してみましょう!

 

ライ麦の黒パン

  上部は粉、中はしっとり。軽くトーストすることで酸味とアロマが増してコク深くなる。4枚入り9.35грн=約38円 

今回買った中で一番酸味の強いザ・黒パンです。

写真だけ見ているとチョコレート味のブラウニーのようですが、スイーツ要素はありません!上部に白い粉が吹いていて顔に近づけるとボワーッと酸っぱい香りがやってきます。表面の食感と内部のモチっとした食感が交わって、黒パンの風味が口の中に広がるので、味の深みを存分に感じられる強い味わいです。トーストすることで表面に香ばしさが加わり、食感もカリッとした後、モチッとして満足感溢れるテクスチャーになります。

 

大豆入りの雑穀系パン

    見た目はパウンドケーキのよう。節分豆のような香ばしい匂いが日本人好み。5枚入り13.14грн=約53円 

黒パンと白パンの中間にある、日本にある豆パンの優しい甘さとは対照的な香ばしさ重視のパンです。初めて食べたのでスーパーオリジナルのレシピかも知れません。ラップを剥がして鼻に近づけると節分豆のような香ばしさがあり、食べてみるとパンのアロマが鼻から抜けていく感じが心地よいです。和風な料理とも合いそうなテイストでした。

おかずと一緒に食べてみたらパンの塩味が強すぎたので、これだけで食べたほうが良さそうです。

 

ひまわりの種入りパン

   表面はゴマで中身はひまわりの種たっぷり。ナッツ好きにはたまらない満足感。香ばしい!   8枚入り14.14грн=約57円 

おつまみになりそうなくらいぎっしりひまわりの種がつまっていて、表面のゴマとセットでナッツ感が強いです。

カロリーが高そうで心配ですが、ナッツの良質なカロリーなので食べ過ぎなければ逆に体に良さそう。ナッツ系は表面を焼いた方が断然美味しい!ひまわりの種は独特な風味があり、アーモンドやカシューナッツよりも油分が多く感じますが、慣れると癖になります。

 

一番好きな黒パン、ボラジンスキー

    ずっしりと重量感のある、香り高きパン。トースト前は中心部分がモチっとしている。      1本19грн=76円 安すぎる!  

コリアンダーとクミンが口に入れた瞬間にふわっと広がり、その香りと黒パンの酸味が相まって味わいが更に一段深くなっているという、黒パン好きな人は癖になる味だと思います。

そのままでも美味しいのですが、クリーム系のチーズと相性がいいので合わせて食べるのが好きです。更にその上にカルバサ(サラミ)を乗せると余裕で1食分の食事になります。塩味もしっかりあって、トーストすることでカリカリもっちり、酸っぱさとハーブのアロマ、素材そのものがもつ風味。口の中でそれが広がり重層的な味わいなのです。レシピを考えた人はすごいなあ。色々なものが詰まった黒パンは本当に奥が深い!

そんな風に考えながら食べていると、柔らかい食パンをカミカミ飲み込んでしまうスピードより時間がかかるのは当然。

このパンはロシアでも食べられていると思うので、機会がある方はぜひ食べてみてほしいパンです。

 

パン好きな皆様、たまには黒パンいかがでしょう?

 

最近お気に入りの高コスパ「KOMO」ビッグなベビーチーズ

KOMOというウクライナのチーズ会社、ハード系のチーズ(アニメに出てくる黄色くて穴が空いてるもの等)が日本よりお手頃価格で美味しいのでたまに買って食べているのですが、毎日食べるには少し油っぽくて重い。普段は子供と一緒に食べることも考えて、プロセスチーズのブロックタイプのものを常備しているのですが、「KOMO」のチーズが断然美味しいのです。

     ちょっとずつ金額に差があるものの、1個15грн~=訳60円 7×5×2cm、囓るには大きすぎる。

 

今回はほぼいつでも購入できる3タイプを買ってみました。

ニンニクとディルが入ったタイプのチーズと、それに「ВЕРШКОВИЙ」=クリームタイプのチーズ、パプリカ入りのチーズ。

中央のクリームタイプのチーズが一番汎用性があり、そのままでもアレンジでも美味しいのでとても気に入っています。このクリームチーズに青ネギと刻んだニンニク、塩胡椒で味付けしたものを用意しました。

最近の朝食はこのチーズを塗った黒パンとコーヒー。

パスタやクラッカーに添えても美味しいので、クリームチーズが余ったら是非試してみてくださいね。美味しいですよ!

 

ライ麦パンなど雑穀系のブラウンカラーのものは日本ではお高めですが、ここではびっくりするほど安価で美味しいパンを食べられます。黒パン以外にも白パンや惣菜パン、ピロシキ、甘いパンなど色々な種類があるので飽きません。

 

ちなみに今回はやはり一気に買いすぎたので、ストックがたくさんできてしまいました。こちらのパンは添加物が少ないのか、うっかりするとすぐにカビが生えてしまいます。

余ったパンは全て冷凍庫へ。食べる量だけトーストすれば元の味に戻るので、やっぱりトースターは必要ですね。

 

また、別の機会にパン屋さんもご紹介したいと思いますので、何か気になるものがあればご連絡ください。

 

遠い異国の地ウクライナから、SACHIALE Lifeをお届けしていきます。

次回もぜひ、お立ち寄りください!!